快適な住まいに窓は重要
窓の機能って？
インテリアや景観としての「窓」は、脇へやって、窓の機能を振り返ってみます。
窓は住まいの開口部です。外の様子を伝え、太陽の光を取り入れ、風を通す……換気を行ってくれます。その分外気の影響を最も受けやすいパーツであると言えます。「熱」の出入りが激しいのです。かといって、窓を取り払うわけにはいきません。暗く、湿気のこもる家屋では健康的に、快適に過ごせないのではないか、と思います。
大きな窓の家は、開放的で明るく、魅力的です。魅力を感じるということは、やはり人には必要な要素なのだと思います。
しかし、大きな窓は「熱」が逃げる量も大きいため、夏は暑く、冬は寒いのです。夏こそ大きな窓だと涼しいのでは？ 窓が大きいから風が良く通る……としても一般的な住まいでは限度があります。
過ごしやすい窓が欲しいのに、窓が原因で過ごしにくくなってしまう……残念なことに矛盾点のあるパーツなのです。
窓をリフォーム？
最近は、住まいの増改築やリフォームが多くなってきました。
住んでいる家が古くなったためクロスやフローリングを新しくしたり、トイレや浴室を変えたり、中身を完全に一新するリノベーションを行ったり、離れて暮らしていたご家族と暮らすために増築したりと、部分的なものから住まい全体のものと様々です。
そのため、この機会に窓も見直す人が増えてきています。高機能なガラスやサッシが登場し、エコや省エネが叫ばれる昨今です。ただ、光や風を取り入れてくれる窓ガラスでは、満足されなくなってきたのです。
普通の窓ガラスは、外の熱を6割以上家屋へ取り込み、4割以上の熱を放出してしまいます。エネルギー効率を高めるためには、気密性を見直す必要があります。そのためには窓の見直しがとても重要になってくるのです。
（ガラス交換等の窓のリフォームについて、詳細はガラス屋さんにお尋ねください。）
窓も活用できるなら、活用して、過ごしやすくエコな住まいにしたいですよね！
